豊田市 内科|消化器内科・内視鏡検査なら【しのだ内科クリニック】
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健康長寿を考える

日本人の平均寿命は年々延長しています、そして急速に進む高齢化の中で、社会保障費の財源不足、介護医療制度の整備不足など、様々な社会問題が発生しています。
何歳になっても健康で自立した生活を全うしたい、そのための準備はされていますか?世界に冠たる長寿国の日本ですが、実は平均寿命に含まれる期間のうち、男性で9年、女性で13年は、要介護や寝たきりなど、自立した生活のできない不健康な生存期間です。
健康長寿には、ただ生存期間を延ばすより、不健康な生存期間を減らすことが重要です。

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり」織田信長の時代、成人平均寿命は50歳程度でした。第一次世界大戦中は、日本人の平均寿命は40歳程度でした。
その後の100年間で、平均寿命は倍に延びています。第一の理由は、乳児死亡率の低下ですが、老化への対応も進んだ結果と思われます。老化は、男性では30歳から徐々に、女性では閉経後より急速に進みます。しかしながら、老化には個人差が大きくみられます。年齢を感じさせない若々しい老人がいる一方、病的に老化の進んだ若者もいます。老化をもたらす大きな原因のひとつが動脈硬化です。動脈硬化では、血管の内腔に脂肪が沈着し、粥状硬化により血管腔が狭くなり、全身の血液循環の悪化から心臓、脳、肝臓、腎臓など多臓器の機能低下をもたらします。ご自身の血管年齢をチェックして、生活習慣を見直し、老化を遅らせることが、健康長寿への道です。